【周りの目】一人旅のハードルをこえる

一人旅は周りの目が気になって恥ずかしいからできない、という人がいる。

海外一人旅に関しては、ひとりぼっちでいることのハードルはかなり低いと思う。
バックパッカーは一人旅が多いから。

しかし温泉一人旅、または国内一人旅は、施設やプランなどを考えると、一人旅向きではないことが多く、人目を気にする人にとってはハードルが高いのかもしれない。
こんなに癒されるのになあ。

私は温泉が大好きなので、一人で楽しみたい。

源泉かけ流しぬる湯が何より大好きで、お湯が流れる音を聞きながら、ぬる~いお湯につかっていると、いつの間にか頭の中が真っ白になっていき、時間があっというまに過ぎていく。

ベスト・オブ・源泉かけ流しぬる湯 貝掛温泉

ぬる湯に入っている時は誰とも話したくないし、何も考えたくない。一人の世界、さらに無の境地に入っていたいのだ。

そして散々お湯につかったあとは、布団で「大の字」になってゴロんと昼寝。

ときにそんな良質のお湯とを求め、日常を忘れるため、一人で温泉宿出かける。

温泉宿の一人旅プランはなぜ少ないのか

一人旅プランの宿

温泉旅館の一人旅プランは最近になってちらほら見られるようになったものの、少し前まで ひとり旅プランがある宿は少なかった。

なんやら一人で温泉宿に泊まりに来る人は、自殺する人っていう超ネガティブな印象があったそうな。

超ポジティブに一人旅をしている私にしたらとんでもない話しだが。

まして一人で「源泉かけ流し温泉!」「循環消毒なしだ!」と温泉を選んで、遠くまで足を運ぶほど活動的な人が自殺しようと思うのか。

温泉でリフレッシュしたあとは、仕事の活力もわいてくる。

いずれにしても一人旅にでかけることをキッカケに、悩みを解決できるようなポジティブなアクションを起こせるんやないかと思うのだが。

温泉一人旅の食事問題

ハード面でのハードルとして、宿で一人でご飯を食べるのが、気になるという話しも聞く。

温泉宿の場合、「食事会場で一人でご飯を食べるのが、想像できない。自分が浮いているのではないか」と感じるのだと。

部屋食というパターンもあるが、あれはあれで気を遣うし、料金も少し上がる。

しかしラッキーにも出張で温泉宿に泊まれるような人などは、ご飯は普通に一人で食べているものだ。

それより、だれもイチイチ気にしてへんっちゅうねん。

食事の面で何となく億劫になっているのなら、私がおすすめする温泉一人旅の食事方法は、素泊まりか一泊朝食のみで予約すること。

朝食も食事会場で食べることになることが多いが、やっぱり朝ごはんはね、温泉地があるような地域って、おひつに入った炊き立てのご飯がおいしくってね・・・。

いずれにしても地元のスーパーで、うまいもの、特に海の近くであれば新鮮なお刺身や、お惣菜など買って部屋で食べるのも楽しい。

いずれにしても、やっぱりその土地のものを楽しみたいところ。

兵庫県香住のスーパー タグ付き蟹

おひとり様での居酒屋のハードル

その土地のものを楽しむにはローカルな居酒屋だと色々と食べられて楽しい。

実は居酒屋って一人でも入りやすいのだ。

特にカウンターのお店だと、一人で呑んでる人も多いし(主におっさん)、なによりカウンターで横並びだと、他の人の目線も気にならない。

新潟の居酒屋で地酒と白子

また隣の人がたまたまフレンドリーな人であれば、意気投合して楽しい出会いとなることもある。

せっかくだから、どこに行っても美味しいものを食べたいよね。

勇気を出して、ハードルをどんどん超えていくと、心臓に毛が生えて、どこへでも一人で行きたくなってしまうよ。

一人旅プランのある源泉かけ流しぬる湯の宿
日本秘湯を守る会 貝掛温泉