英国中欧一人旅⑤アバディーン市街地とバルミディ・カントリーパーク

8月7日、英国中欧一人旅5日目は、スコットランドのアバディーン市街地を散策後、以前ホームステイ先でお世話になったホストマザーのエスターと再会し、アバディーンの海岸沿いにあるバルミディ・カントリー・パークに連れていってもらう。

エスターとは夕方の4時に待ち合わせなので、それまでの時間Yちゃんとアバディーンの街の中心地へ。Yちゃんは家を購入しようと考えていたので、途中で物件に立ち寄りながら中心地へと歩いていく。日本と違って海外は新築物件を買うってのはあまりないので、古い建物を改装した物件になるのだが、人が住んでいる部屋を見るのって面白い。

アバディーンの中心に到着しYちゃんおすすめのアイスクリームのお店「Mackie's 19.2」へ。

Mackie'sはスコットランド、アバディーンシャーの ロゼノーマンに牧場があるアイスクリームのお店。酪農業自体は1912年から創業していて、その後1997年からアイスクリーム製造、そしてその後はポテトチップスやチョコレートの製造も始まった。 そしてアバディーンのマリシャルスクエアに実店舗のアイスクリーム屋さんができたのは2017年。ここがそのアイスクリームパーラー。

Mackie's 19.2 の「19.2」という数字は、ファームからの距離が19.2マイルという意味なのだそう。

種類が豊富で悩みまくったが、 名前買いで「スコティッシュタブレット」に決定。うまい。

ちなみにマッキーズのポテトチップスは日本でも販売されている。私は近所のリカーマウンテンという酒屋さんで発見した。私的にはハギス味がお気に入り。

シーソルト/チェダーオニオン/シーソルトビネガー/ハギスペッパー/クリスビーベーコン/ハニーマスタード、各3袋
40g×18袋 原産国:イギリス

このアイスクリームパーラー「Mackie's 19.2」があるマリシャルスクエアはホテルも入った複合商業施設で2017年にオープン。古い建物を取り壊して新しい建物を作っているため、この一角だけモダンな建物になっている。写真は中庭のヒョウの彫刻は柱の上5メートルの高さに鎮座、2トンの重さがあるそう。

引き続きアバディーンの街並みを楽しむ。

Greyfriars Church

7年ぶりに自分が通っていた学校があるユニオンストリートを歩いていると少しずつ記憶が蘇ってきた。

メインストリートのユニオンストリートは自分にとって一番懐かしい場所。留学中一か月間このアバディーンの街で暮らしていたのだが、毎日家と学校の往復、勉強と宿題で必死だったから、滞在した1ヶ月の間で自分が訪れたところは、ほんの一部だったことが今さら分かった。

アバディーンの街は、ショッピングモールなどお店は何でも揃っているし、ビールは旨いし、大都市よりも物価が安い。また、少し車で30分ほど走ると、大きな草原と海が広がるという自然もある。夏は涼しいが、冬はそこまで寒くない。観光地としても良いところなのだが、どちらかと言うと暮らすのに適していると思う。

アバディーンは北海油田が近くにあり、2011年に私が通っていた学校には、海外から赴任してきた石油会社の駐在員の家族も見かられけた。しかし最近は駐在員が減ってきているらしい。そのせいか以前と比べて空きテナントも増えている様子。

もうすぐ元ホストマザーのエスターと会う時間。

エスターとはフードストーリーというおしゃれなカフェで待ち合わせした。

仕事を終えて、自転車でかけつけてくれたエスターは、以前よりもずっとパワフルになっていた。私がホームステイしていたとき、彼女は事情があって大きな家に一人で住んでいたのだが、今は別のフラットに引っ越し、毎日色んなアクティビティーに参加している。

夕飯を食べに出かけた。

ビクトリア女王像が建つクイーンズクロス
Rubislaw Parish Church

エスターが連れてきてくれたのは、クイーンズロード沿いにある「Dutch Mill」というホテルのレストラン。

どうしてダッチ=オランダかと言うと、元オーナーがオランダ人だったそう。しかしミルといっても風車はない。

まだ明るい時間だが、既ににぎわっている。「この時間にこれだけにぎわっているのは、ここは食事が美味しいってことよ」とエスターが言う。

とりあえず乾杯!スコットランド語で乾杯は「Slainte mhath(slan-ge-var=スランジヴァー)」綴りから想像できない発音じゃ。

スランジヴァー

エスターが注文したスコッチブロス(スコットランドのスープ)を味見させてもらった。じゃがいも、野菜タップリのリッチでコクのあるスープ。

私はフィッシュアンドチップスをチョイス。アバディーンのフィッシュアンドチップスはマジで旨い。すぐそこが海だから魚が新鮮。イギリスは飯マズと言われるが、フィッシュアンドチップスは旨いし、ホームステイしていたエスターの料理もスゴク美味しかったので、私の中では「スコットランドは飯旨」説がまかり通っている。

ホテルのレストランなので、ここで美味しい料理をいただき、ビールをたらふく飲んで、ホテルの部屋で爆睡したいもんだ。

食後はエスターが車でドライブに連れていってくれた。

到着したところはバルミディ・カントリー・パークという海岸沿いの広い公園。

「♪ああああ~北海のぉ~満月よお~」と歌いたくなる美しい海辺、その向こうには風力発電のミルが11基見える。

このバルミディ・カントリー・パークの北側に、トランプ・インターナショナル・ゴルフ・リンクス・・・トランプ氏のゴルフ場がある。トランプ氏はこの風力発電のタービンを建設することに反対していたそう。トランプ氏は自身のゴルフ場から見える美しい海の景色ににタービンがあるのが嫌だと。まあ気持ちはわからんでもないが、このタービン、これはまたこれでフォトジェニックだぞ。

砂浜の丘をトレッキングでガンガン攻めていくエスター、ひいコラついていくYちゃんと私。

エスターに会えてよかった。。。アバディーンはほんの1か月しかいなかったのに、第二の故郷みたいな場所。また帰ってきたい。

明日はアバディーンを出発し、マンチェスターに移動。ジャーナリストの仕事仲間に会う予定!ほなまた明日ね!