免税3本までのワインを6本持ち帰ると税金はいくらになるか

海外旅行で美味しいワインを飲むと 、ついつい日本に持ち帰りたくなる。ワインは3本までなら非課税だが、3本を超えたら税金はいくらになるのか?

この税額がよくわからないので3本以上は買わないでおこうと思っていたのだが、結論を言うと、ワインを6本買うと3本分が課税対象になり、関税は400円程度。そんなに高いものではない。

EPAで関税撤廃だが、酒税と消費税があるでよ

日本と欧州連合のEPAが2019年2月にが発令された。「じゃあEU加盟国ワインは非課税ちゃうん?」と思うところ。

しかし今も三本までが非課税と言われるのはなぜか。

海外旅行者の免税範囲、つまり3本以上のワインを買った場合、免税範囲外のワインには、酒税と消費税が課税されてしまうのだ。嗚呼!

簡易税率で簡単なのだ

酒税は1リットルあたり80 円なので、単純に計算しやすいが、消費税ってのがややこしい。金額やどこで買ったとか証明せねばならんだろう。

なので申し出がなければ、簡易税率1リットルあたり200 円を徴収しますよ~。その方が楽ですよ~ということになっている。

例えば 760mlの日本円にして1000円程度のワインを買えば、酒税60.8円、消費税が10%になると100円となるので合計160.8円。

これを簡易税率で計算すると、 1mlあたり0.2円×760mlで152円。

100円未満は切り捨てとなるので、いずれにしても100円ってことになる。

ワイン6本購入した場合の徴税は、簡易税率で400円

これがワイン6本を購入して、3本分が課税対象として、簡易税率で計算すると…

760ml×3=2280ml
2280ml×0.2円(1mlあたり)=456円
100円未満は切り捨て

つまり6本のワインを買えば、税金400円を支払うという計算になる。

なもんでとりあえずは簡易税率にしときゃあ時間もかからんし、手っ取り早いし、言うても全然高くないやんということになる。

ワインとビールを買ったらどうなる?

ワインもいいけどビールもね!ついつい珍しいから買って帰って自慢したくなるやん。

イスラエルで ワイン5本とビール1本を持ち帰った場合関税はどうなるか。税関で「ビール1本と、ワイン5本ありますよ~」と申告したのだが、この時も簡易税率 (200 円/l) が 適用された。

簡易税率が適用される と、ビールもワインも同じ税率となり、 1リットルあたり 200円となる。

ビールの量が定かでないのだが、

ワイン760ml×2本=1520ml 
1520ml+ビール350ml=1870ml
1870ml×0.2円(1mlあたり)=374円
100円未満は切り捨て

ビール1本とワイン6本の納税額は300円!

まとめ 納税は高くないし買っときなはれ!

得体の知らない巨額を徴収されるのでは・・・と思っていたらこの納税額は微々たるもの。

税金があるからと、せっかく美味しいワインが手に入るのに、3本以上を買うのをためらっていたらもったいない。その珍しいワインが日本でドエライ値段で売られているかもしれないんだよ。ケケケ。。。

航空会社の重量規制にひっかからない範囲で、腕力ある限り、がっつりお酒を買って帰って日本に帰ってからも楽しもう!