サンクトペテルブルクにフィンランドのヘルシンキから鉄道で到着した場合、メトロ1本ですぐに中心地まで行くことができるので大変便利。しかし未知の国、ロシアに初めて到着して、一体どうやってメトロのチケットを買うのか。
サンクトペテルブルクのメトロのチケットはトラベルカードというチャージ式のカードもあるのだが、そんなにメトロに何回も乗る必要がなければ、トークンというコイン型の乗車券を買うのが一番手っ取り早い。クレジットカードも使えるので、メトロ乗車時に現金がなくても、とりあえずはメトロに乗ることができる。以下にその方法をお伝えする。
ヘルシンキからサンクトペテルブルクのフィンランド駅に着いたら、出口から出て左手を建物の壁際に進み、角を曲がると、最寄のメトロの駅、M1号線のプロシャジ・レニナ(Площадь Ленина)駅の入り口がある。入場したら券売機が並んでいるのが見つかる。
ちなみにスクリーンの大きな券売機はトラベルカードも買える。
そしてこちらの古めかしい券売機は、ボタン一つなので超シンプル。ちゃんとクレジットカードも使える。トークン(乗車券)は2019年1月現在45ルーブル。
まずは、左上にある Confirm/Cancelと書かれたボタンを、買いたいトークンの枚数に応じて押す。例えば1枚だけ欲しい場合は、ボタンを一回だけ押す。2枚欲しい場合は2回ボタンを押す。
すると小さなディスプレイに、1枚なら「45」、2枚なら「90」と数字がでてくる。ボタンを押す。
そしてクレジットカードを左側にあるのクレジットカード読み取り機の下のスキマから挿入する。「Bank Card」と表記されているが、普通のクレジットカードが使えるのでご安心を。
端末の下にクレジットカードを挿入するスキマがある。挿入後、しばらく待つと、端末のモニターの文字が「введите пин(Enter PIN)」と言う文字に変わる。
ここで4桁のピンコードを入力したら、右下の緑色の丸いボタンを押す。
すると緑の〇いマークの中に✔ のマークが出てくる。しかしここではまだカードは抜いてはいけない。
しばらくすると文字が切り替わり、〇のマークがくるくる回っているのが見える。
そしてもう一度、〇の中に「✔」マークが入っているのが見られる。
ここでカードを抜いてよし。とにかくカードすぐに抜いてしまうと、クレジットカードの取引の途中になり、トークンが買えない。2回目の〇に✔を見たらOKと覚えておくべし。
すると上部のスクリーン上でカウントダウンが始まる。6、5、4、3、2、1・・・
チャリンチャリンと下の窓口からトークンが出てくる。出てくるまでの時間がちと長いのだが、気長に待ってくれ。
トークンは、10円玉みたいな小さなメダル。
さて次にゲートを通る。クレジットカード忘れてへんな?
ゲートは特に何もなくスルー。作動しているのか不明。
大きな荷物を持っている人は、ここじゃなくて一番右の改札から入るんだってさ。
ここにコインをいれなはれ。
はい。いれました。
通ってよし。
後ほどサンクトペテルブルクメトロのオフィシャルサイトを確認したのだが、荷物に関して、
「Payments for carrying luggage - RUB 45.」
と書かれているので、実はここで、荷物の別料金45ルーブル払うべしだったんだな。しかし係員さんには何も言われなかった。。。多分言葉通じないしスルーされたか。。。なのでもし係員さんに何か言われたら、是非払ってくださいな。いや、言われなくても払わなあかんなあ。しかし追加分を含んでも100円以内の料金だわ。
何も気づかず、浮かれて通ってしもうた。ロシアの人、すまんかった。
そして冷戦の際に防空壕を兼ねて建設された長~いエスカレーターを延々と降りる。
路線は右と左にあり、どちらに乗るかを調べるには、柱に駅名が書かれているのをチェックし、そこで左右どちらの列車に乗るべきか確認すればOK.
ちなみにプロシャジレニナ駅から、ネフスキー大通りやモスクワ駅がある、プロシャジ・ヴォスタニヤ駅に行くなら、エスカレーターを降りて左手の乗り場になるよ。たった2駅。
ということで、ロシア語がわからなくても大丈夫!安心して良い旅を!