昔々その昔、私はハードケースのスーツケースを使っていた。
安モンのLLサイズのハードケースだったので、そのものだけで非常に重たいし、思ったより物が入らなかった。
ハードケースからソフトスーツケースに変える
12年前、一人旅を始める際、とにかく荷物を軽くしたいなと思っていた。
するとハードケースよりも、ソフトキャリーの方が断然軽いということが分かった。しかも安い。
そこで初めて買ったソフトケースは53リットルで、重さ4.7 kg 。
ポケットに平凡パンチとか入ってそうな、オッサンくさいスーツケースだった。
しかし以前使っていたハードケースの方が大きいのに、こちらのほうがたくさん物が入った。
ハードケースのように角が丸くないし、蓋側の厚みがないから、断然モノが入れやすく、無駄なスペースがないのだ。
また、ハードケースのように観音開き状態に開けて、両側に荷物を入れる必要がないから、荷物を整理する際のスペースも半分で済む。
狭い安宿や、ドミトリーなどのホステルに止まる際に、これホンマ重要。
3か月の留学の荷物が入る特大ソフトキャリーを導入
このキャリーケースは4年程使用していたが、2011年に3か月間留学をすることになり、もっと大きいキャリーケースを買い足した。
それは92 L 、4.5kg、こちらもオッサン臭いキャリーケースだ。
前のキャリーケースと比べると、39リットルも容量が増えたのに、ケース自体の重さは200グラム軽くなっている。
2011年から6年間は、この92Lのソフトキャリーを使っていた。
お土産が一杯入るので便利なのだが、高さ72cmと大き過ぎるのが欠点。
鉄道などに乗る場合に、置き場所に困ったり、取り回しが結構大変だった。
3代目ソフトキャリーはMサイズで機動性確保
そして2年前の2017年、南米を4カ国回る際、もっと荷物をコンパクトで軽量にしたいと思い、3代目ソフトキャリーを買った。
楽天でよく安売りしているソフトキャリー、AIR6327 Mサイズ60リットル。
当時8000円もしなかった。
60 Lだが、蓋にエキスパンダーがついていて、そのファスナーを開けると蓋が膨らみ66Lになる。
この南米旅行に行く前、移動が多いから、スーツケースを持っていくか、バックパックを背負うべきかどうか相当悩んでいた。
実のところ毎回旅に行く前に、機動的なバックパックにすべきかと悩むのだ。
しかしこの南米4カ国を回る場合は、このMサイズのソフトキャリーで大丈夫だった。
4WDに乗って、ボリビアのウユニからチリのアタカマまで渡ったのだが、その際に荷物は車の天井に積まれた。
一緒にツアーで同乗していたイギリス人の男性が、車の天井に乗せてくれたのだが、私のスーツケースがあまりにも軽いので、エラい驚かれた。
その後、この M サイズのキャリーケースで、ヨーロッパ1ヶ月強の旅もしている。
バスや鉄道に乗るので、あまり大きな荷物を持ちたくない。
LではなくMサイズ、荷物は極力減らすことで、今のところ十分賄えている。
このキャリーケースは2.2kgと、とにかく軽い。
しかし荷物が20キロを超えると、さすがにコロコロ転がすには安定が悪くなってしまう。
現行の同じ型番のソフトスーツケースは、2.5kgと書かれていて、300g重くなっている。
なので現行の商品は安定が良くなっているかもしれない。
実際のところ、8000円以内という値段でキャリーケースを買えるなら、私の場合は丈夫さよりも、軽い方がありがたいのだが。。。
ひとまず壊れるまでは、こちらを使い続ける。
ソフトケースで中の荷物やスーツケース自体は大丈夫?
高いスーツケースを買ったところで、すぐに壊れることもある。
実際に離陸前の飛行機の窓から外を眺めていると、係員がスーツケースを放り投げて積んでいるのを見てショックを受ける。
スーツケースは消耗品と割り切って安いのを買うべきだ。
そんなもんだから、ハードケースでもソフトケースでも、中にはいっているモノも壊れるときは壊れる。
なのでスーツケースの中で守らなければならないものは、私の場合いつもスーツケースの中に発泡スチロールのクーラーボックスを入れているので、その中にタオルや衣類に包んで入れるか、手荷物の中に入れるようにしている。
Mサイズのソフトキャリーでも、お土産をたくさん持って帰る方法
今年5月にイスラエルへ2週間旅行に行った際、出国時に航空会社のカウンターで荷物を預けるときに測ったところ、スーツケースと中身を合わせて重さは8.3キロだった。
そして帰りは23キロになっていた。
いつもお土産は、最終日の辺りに爆買いするので、それまでは移動が楽になるように、できるだけモノを買わないようにして荷物を増やさないようにしている。
そしてさらに折りたたみ式、45リットルの軽いボストンバッグも持っていく。
荷物を二つ預けても追加料金がかからない航空会社であれば、ここぞとばかりに珍しい食品を買って帰る。
イスラエルから、このボストンバッグに段ボールに入れたワイン5本とビール一本を入れて持って帰った。
このMILESTO折り畳みボストンバッグは、45リットルも入るのに367グラム、素晴らしい。
しかしこちらのボストンバッグ、旧式でMLS158。
新しいのはMLS526という型番で、445gになっている。
コーデュラを使っているから丈夫になったのだろうが・・・。
う~ん。。。
軽い方がいいなあ。。。
ソフトキャリーの強みは他にも!
私がソフトキャリーの一番のポイントとして思うのは、良いスーツケースを持っていると、中にエエもんが入ってると思われるのではないかという懸念である。
ソフトケースはナイフで切られると思う人もいるが、高級そうに見えないソフトキャリーケースの方が、狙われる可能性が少ないんやないかと思う。
どっちにしても破るときは、破られるだろうし。
なので安モンに見えることは大きなポイントなのだ。
海外旅行に行く日本人は、ハードケースを持っている人の方が多い気がする。
しかし海外手荷物のターンテーブルを見ていると、結構ソフトケースを持っている人が多い。
なので海外でターンテーブルから取り出すときは、自分のものだということがわかりやすいように、スーツケース用のベルトや何か目立つ目印をつけておくべし。
私の持っているような青いソフトケースは、ターンテーブルでよく見かけるので、キッツいピンクのベルトをつけている。
でもよく付け忘れるんだけどね。
高いスーツケースを買う代わりに、その差額を旅を楽しむ費用に充てちゃいましょう!