イスラエルの空港、ベン・グリオン国際空港は出国手続きに非常に時間がかかることで有名である。
なのでVAT付加価値税を申請する場合は、迷わずスムーズに手続きが行って無事付加価値税の払い戻しが受けられるようにここで手順などを把握しておこう。
私の場合、テルアビブのSABONと、死海近くのAHAVAで購入した化粧品が付加価値税が払い戻しを受けられる対象となっていたので、そのときの例を紹介する。
付加価値税の払い戻しを受けられる対象
イスラエルでは食料品、飲料、タバコなど以外で、400シェケル以上の買い物した場合(お店によっては書類を発行してもらえないところもあるが) 、出国時に空港で VAT(付加価値税)の払い戻しを受けることができる。
購入した商品の袋の状態
地球の歩き方では「未開封の商品と袋につけられた VAT の金額を書いたレシート・・・」と書かれているが、私の場合、街のお店で買った商品は、普通に紙袋に入っていて、袋に開封できないようテープで封をされるなどなかったし、レシートも袋に貼り付けられていない状態で手渡された。
とにかく お店でVAT の書類とレシートは、なくさないようにして空港に挑めば大丈夫。
商品を開けて使うのはNGだと思うが(多分チェックされないし)、スーツケースに商品を詰めるためにお店の紙袋から商品を出しても大丈夫のようである。
手続きに要する時間
イスラエルの場合、出国の手続きに時間がかかるので、空港には3時間前に到着することが推奨されるが、 VAT の手続きをする場合は、さらに時間がかかるので、それより30分~1時間以上前、つまり3時間半から4時間以上前には空港に到着している方が安心。
爆買い軍団が先頭に並んでいると、途方もなく待つ場合もあるからだ。
手続きをするカウンターの場所
鉄道で空港駅に来る場合は、駅の改札がある階が、空港ターミナルの到着階、つまり1階となる。
VATの手続きをするカウンターは、出発ホールがある3階になる。
エレベーターで3階まで上がると、奥に航空会社のカウンターが並び、その正反対の窓側、 Cエリア 中央あたりにTAXリファンドのカウンターがある。
私の場合、前にオーストラリア人が数人並んでいたので、その手続きを待っている間に、リファンド用紙に必要事項を記入しておいた。
ビザの種類は「Tourist」と記入、あとは入国日、旅券番号、名前を記入しておく。
カウンターにて
手続きをするカウンターで自分の順番が来たら、パスポートとともに手続き書類を提出する。
荷物を見せるよう言われるが、全てを見せる必要はなく、買ったものを、何かひとつだけでもいいから見せてくれと言われた。
なので一応スーツケースに入れるのであれば、すぐに取り出せるような所に入れておくとスムーズ。
ちなみに私の前に手続きをしていたオーストラリア人の女の子達は、アクセサリーなどを購入して付加価値税の払い戻しを受けていたのだが、袋に入れているところか、すでに身につけていて、係員にそのつけているネックレスを見せて証明していた。
それぐらい結構テキトーである。
キャッシュかクレジットカードの振込か
現金で受け取る場合はUSドル、シェケル、ユーロから選べる。
特に希望がなければ、後々どこでも換金できるオールマイティなUSドルにしておくと便利かと。
ちなみに地球の歩き方によるとクレジットカードの振込の場合は手数料がかかるとのこと。
しかしここではまだお金は受け取れない。
後ほど出国手続きを全て済ませた後で ターミナルのコンコース側で、現金を受け取ることになる。
最後に署名をする
手続きの最後に、一番下の署名欄に名前を署名するが、ここは日本語(漢字など)で書いてOK。
フォームとパスポートを返してもらったら、キャッシュを受け取れるのだが、受け取り場所は、出国手続き後のゲート側となるので、先に出国準備を済ませることとなる。
VATリファンド現金の受け取り場所
出国前の質問コーナー、航空会社のカウンターの手続き、晴れてセキュリティを抜けると、到着時にも通った白い坂道に出てくる。
そのまままっすぐ進むと、円形の広場があり、ここから各コンコースが放射状に分かれている。
空港ターミナル自体はそんなに大きくない。
VATリファンドのお金をゲットするカウンターはコンコースEを入ってすぐ左手のところ。
標識もあり、比較的円形広場がある中央側にあるので見つかりやすい。
空港によると、小銭を受け取るだけなのに延々と歩かされるところもあるが、ベングリオン空港はこじんまりしているのでかなり楽だ。
カウンターで先ほど手続きを済ませたフォームを提出すると現金を受け取れる!
思っているほど大変ではない
イスラエルの出国手続きのハードさについては、散々悪評を聞いていたので相当覚悟をしていたが、意外とそこまで時間はかからなかった。
その時と場合によるのかもしれないが。
だからといってギリギリに着くのはおすすめできない。
早く到着して空港でゆっくり休憩をした方が何かと安心である。
無事払い戻しゲットを祈る!