イスラエルのベングリオン空港は、世界一入出国手続きが大変といわれているが、実際のところ入国に関してはそこまで大変ではないが、出国に関しては結構時間がかかる可能性がある。
この面倒な出国を、キャセイパシフィック航空利用で、チェックインする(預入れ)荷物がある場合となるが、できるだけ早く済ませられる方法をここに記す。
オンラインチェックインは必須
キャセイパシフィックの場合、 フライト出発時刻の48時間前から90分前までオンラインチェックインが可能。
オンラインチェックイン時には無料で座席指定もできるので、いずれにしても早めに済ませておく。
空港への到着時間
出国から搭乗手続きまで、セキュリティーチェックで時間を要するため、出発時刻の 3 時間前到着が推奨されている。
もしVAT付加価値税を還付、返金してもらう場合はそれよりも30分以上前、つまり3時間半以上前についておくのがベスト。
空港出発階へ進む
空港に到着したら、まずはターミナル3の出発ホール(Departure)、空港カウンターがある3階へと進む。
ここ3階にはVAT付加価値税の手続きをするカウンター(VAT REFUND)も同じフロアの中央の窓側にあるので還付してもらう場合は先に手続きをすることになる。
還付金をもらえるのは出国手続きが済んだあとになる。
イスラエルの空港、ベン・グリオン国際空港は出国手続きに非常に時間がかかることで有名である。なのでVAT付加価値税を申請する場合は、迷わずスムーズに手続きが行って無事付加価値税の払い戻しが受けられるようにここで手順などを把握しておこ[…]
キオスクで荷物タグを印刷しておくのがポイント
すでにオンラインチェックインを済ませているとe-ticketなどの搭乗券がある状態なのだが、 キャセイパシフィックの場合、BAGGAGE DROP(オンラインチェックインを済ませている人専用のカウンター)へは直行できない。
出発ホールに設置されているキオスクで荷物に貼るタグを印刷しておかねばならないのだ。
モニターがついた青い機械(Kioskという)が並んでいるので、 モニター上の指示に従い予約番号と名前を入力し、パスポートをスキャンする。
そしてここで預入荷物用のタグを印刷する。
預入れバッグが複数ある場合は、数量を打てば複数枚のタグがでてくる。
ちなみにキャセイパシフィック、エコノミークラスの受託手荷物は 2個まで、合計重量30kgまで預け入れることができる。
恐怖のセキュリティチェック突破
普通の空港であれば、すぐに空港会社のチェックインカウンターに行けばよいのに、イスラエルの場合は、その前に一つ、セキュリティーチェックポイントがある。
係員がベルト状のパーテーションポールの隙間にたっていて、そこが質問コーナー。
パスポートを見せて質問に答える。ここで怪しいと思われると別室行きで、小1時間か2時間ほど問い詰められるというシステム。
しかしまあ~普通に質問に答えたら大丈夫だと思う。
質問の内容は、誰とイスラエルに来たか、 荷物のパッキングは誰が行ったか、誰かに荷物を運ぶように頼まれなかったか、危険物は持っていないか、現地の人から受け取ったお土産はないか、武器は持ってないか、といった保安上の質問。
まあゴタゴタしないように、冷静に答え、何事もなければ、パスポートにシールが貼られ、無事航空会社のカウンターに行ってヨシとなる。
キャセイパシフィックのカウンターでの搭乗手続き
私が利用したときは、VATのカウンター前が、セキュリティーチェックポイントで、そのまま目の前がキャセイパシフィックのカウンターであった。
左手がBAGGAGE DROP(オンラインチェックインを済ませている人専用のカウンター)で、右手が普通に搭乗手続きをしてもらうカウンターに分けられている。
左の BAGGAGE DROPはかなりすいているが、 右の普通のエコノミー用のカウンターには長蛇の列ができていた。
なので青いマシーン(キオスク)で 荷物のタグを印刷しておくことで、行列に並ぶことなく、ショートカットできるのだ。
タグは貼り付けるのが難しいので、後ほど航空会社のカウンターの係員に貼り付けてもらえば良い。
預入する荷物を一つずつベルトコンベアに乗せ、処理してもらい、パスポートとチケットを渡し完了。
預け入れ荷物にワインなど割れ物がある場合
私はワインボトル5本とビール1本は別でダンボール箱に入れ、箱ごとボストンバッグに入れてスーツケースとはわけて持ち込んだ。そのボストンバッグには割れ物注意(Fragile)のシールを貼ってもらった。
キャセイパシフィックのエコノミークラスの場合、荷物を二つに分けても、30キロの重量制限を超えなければ、追加料金はかからない。
別の荷物にしておくと、万が一割れてしまった場合、スーツケースの中身が道連れにならない。
ちなみにワイン5本とビール1本で合計8キロほどだった。
さらにスーツケースが16キロで合計24キロとなった。
機内持ち込み荷物の検査場へ
機内持ち込み荷物のX線検査は、ほかの空港と同じ、ラップトップPCなどはトレーに入れて、ほかの荷物もベルトコンベアに載せて、自分もゲートを通る。
ここもあまり厳しくなく、私はラップトップをカバンから出した程度で、液体(持ち込みOKの量をジッパー袋に入れたもの)やカメラがカバンの中に入ったままだったが、何も言われずスルー。 なんだかあまりにもスムース。
そういえばドイツのベルリンの空港を通るときに、メルヘンなオルゴールをカバンの中に入れていたのだが、検査場で「何か怪しそうな精密機械が入っている!」と言われびびったことがあった。メルヘンやのに。
イミグレーションまで来たらあと一歩!
そして最後の儀式がイミグレーション。
自動ゲートがあるので指示通り、パスポートを読み込ませ、カメラを見るように言われるのでその通り見つめると一瞬でOK。
ゲートが開き、晴れて出国。
まとめ:待つのは最初のセキュリティーチェックポイント
実は延々と待つ覚悟でいたので、すごく早く感じた。
結局時間がかかるのは、航空会社カウンターに入る前のセキュリティーチェックの質問コーナーのみであった。
拍子抜けしてしまったので、本当にこれで搭乗ゲートまで行けるのか?ほかに何かサプライズセキュリティーはないか?と不安になりながら、イスラエル到着時にも通った空港ターミナルの白い坂道を進むと、円形の広場につき、いつの間にか出国手続きが終わっていることに気づく。
このの円形広場から各コンコースが放射状に分かれている。
VAT付加価値税の還付をキャッシュで受け取る人は、この円形広場から、コンコースBに入ったところにVAT REFUNDと書かれたカウンターがあるのでそこで現金を受け取るのみ。
11時に空港に到着し、VATの手続きをして、イミグレを超えて、VATの還付をもらい、搭乗ゲートに着いたのが12:30。
正味1時間半で搭乗ゲートまで来ている。
これは何もトラブルなく、スムーズだった場合である。
正味1時間半で搭乗ゲートまでついた。
これは何もトラブルなく、スムーズだった場合である。
イスラエル出国はそこまで心配しなくても大丈夫だが、早めにつくことだけはお忘れなく!
そして出国まで時間があれば、ラウンジで過ごそう!
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