9月も半ばとなると、そろそろ今から冬の旅を計画する方も多いのではないだろうか。1月、お正月過ぎのヨーロッパはオフシーズンなので、航空券も宿も安くなるぞ!
去年の夏、ヨーロッパ東側諸国に行ったのもあり、ますます東に魅力を感じてしまい、もっと謎の国ロシアに行ってみたくなった。12年も一人旅をつづけると、もっと刺激がほしくなるのだ。
周りの人はみんなロシアは危ないからやめとけという。
ある人は、「必ずある程度の額の現金を常に持っていくように」とアドバイスしてくれた。
その理由は、「殺されるなら、お金を渡す方がマシだから」と。
ある人は、ソチ冬季オリンピックにどうしても行きたかったからと、ロシアに行った。
無事帰ることができたが「あまりの恐怖でストレスが溜まり、帰ってきてから高熱を出して寝込んだ」と。
いやきっとそんなことないねんて。あの玉ねぎ屋根の建物が見たいねん!あの人のカレンダーを買いたいねん!冬のヨーロッパは安いねん!!!
ということで2019年1月、勢いでロシア14泊16日、サンクトペテルブルクとモスクワに行ってきた。
結論として、ロシアは冬に行くもんじゃない!
14泊16日の内訳をまとめると、 ヘルシンキ1泊、サンクトペテルブルク4泊、夜行列車1泊、モスクワ5泊、ヘルシンキ3泊。
大阪からロシアは直行便がないので、関空から一番近いヨーロッパ、ヘルシンキからのアクセスになる。そこから鉄道で国境越えしてロシアのサンクトペテルブルク、そして鉄道でモスクワ、そして飛行機でヘルシンキに戻る。
雪の季節なので、フライトがキャンセルになって日本に帰れなくなってはいけないので、余裕を見て、空港があるヘルシンキの滞在を3日間もとっておいたのだ。
しかしそんな心配も無用だった。予定通りフライトは飛び、ヘルシンキでお買い物三昧してしまったわ。
ロシアにはどこも警察がいっぱいだ!やつらみんな大きな銃を持って。。。
おかげで、落書きはないわ、ゴミひとつ落ちてないわ。。。夜10時にひとりで歩いていても大丈夫やわ。。。
しかしな、
路面が凍って、ありえへんぐらい滑る。雪じゃないのよ。氷なのよ。
わしゃ3度も滑ってこけて、しかも1度目は顔からこけて、差し歯がかけたちゅうねん!
兄ちゃんが「気ぃつけなあかんで」と助けてくれたわ。
ありがとうな。
しかし現地の人は、当たり前のように凍った路面で走れる。私以外こけている人は誰もいない。
たった一人以外は。
ヴェルニサージュ市場で、絵にかいたような酔っ払いのオッサンが、大声でご陽気に騒いでおるわと思ったら、その後すってんころりんと、天を向いて倒れていた。それでもまだ大声て騒いでいた。
土産物屋の兄ちゃん曰く「たった1杯のウォッカであれだよ」と・・・。
わたしのバランス感覚は、あのオッサンのレベルだ。
だから言う。
冬のロシアはおすすめしない!
わたしにはな。。。
いや、ほんまはね、凍った道を普通に歩ける人には、めちゃくちゃおすすめだったりするのだよ。なにしろほんまにキレイやから。。。