1月20日、真冬のロシア一人旅12日目。今日はモスクワから飛行機でフィンランドのヘルシンキに移動する。ヘルシンキでは3泊して日本に帰国する予定。雪の季節なのでフライトがキャンセルになることも考えて余裕を見ておいたのだ。結局スケジュールはすべて順調やってんけども。
ヘルシンキは10年前にも訪れているので、今日はベルシンキをのんびり散歩。しかしヘルシンキの物価に焦る。
朝6:00に出発。宿のチェックアウト外の時間なので、フロントは誰もいない。こっそり鍵をフロントのデスクにおいて、静かに宿を出る。
メトロと鉄道で空港までと考えていたが、モスクワではUberも利用できるので、Uberでヴヌコヴォ空港へ。
暗い朝の雪の道。雪に慣れてないモンからすると運転が怖いのだが、ドライバーは慣れているようで、スマホで何かを打ちながら運転している。
…て、おいおい。。。だから怖いっちゅうねん!
なんだかなぁ・・・と思っていたが、実は私と他愛もない会話をするために、スマホでGoogle翻訳を触っていたのだ。
ロシア語話せなくてごめんやで。
アルメニアから来たというフレンドリーなドライバーさん、日本がどんなところなのか、どんな仕事があるのかなど興味津々な様子。
空港に到着し、預け入れ荷物のチェックインを済ませ、 空港ラウンジでプライオリティタダ飯。ロシアの食事は旨かったので期待していたのだが…
何か所かラウンジがあり、 TOP LOUNGE というところに入った。たまたま時間帯が悪かったのかわからんが、サンドイッチらしきものがおいてあるが、パンが乾いてトレー上で分解し散らばっていたのが印象的だった。
とにかく人気のないガラガラなラウンジだったし。。。
本日のラウンジのタダ飯、ロールキャベツ、ライス、チキン、サラダ。文句言いつつちゃっかり食べるんやけどね。
プライオリティカードのラウンジは、搭乗ゲートからめちゃくちゃ離れたところにあることが多い。1 kmぐらい離れてるんやないかと思うほど。行き帰りだけで食べた分のカロリーは消費しそうだ。
ロシアのLCC、ポベダ航空を利用。アエロフロート・ロシア航空の子会社だ。
モスクワからヘルシンキまで、たったの7236円程度(2019年1月)。これは預け入れスーツケースの追加料金と、クレジットカード決済手数料も含めた料金。荷物や決済手数料がかからなければ、3733円程度。これはポベダ航空のウェブサイトで直接購入しての価格。
今日のモスクワの日の出が8:42なので、 ほぼ日の出と同じ時間の 8:40発 モスクワ出発。
しかしガラガラやな…。ようこの人数で欠航にせんかったなぁ…。そこまでヘルシンキは不人気なのか?
アエロフロートのLCCっちゅうことであるが、至って普通。
9:40ヘルシンキヴァンター空港着。フィンランドとロシアの時差はない。モスクワからたったの1時間でヘルシンキだ。サンクトペテルブルクからモスクワは寝台列車で来たのに。はや!
乗客が少ないので入国審査も荷物受け取りもあっという間。
ヘルシンキヴァンター国際空港からは、鉄道ヘルシンキ空港駅(Lentoasema駅)で、ヘルシンキ中央駅(Helsingin rautatieasema)へ。
なんだか癒されるこの景色。
ヘルシンキ中央駅到着。
あまりにも移動がスムーズだったので、ヘルシンキの宿の近くまで予定よりも早く着いてしまった。
宿は、Airbnbでアパートの1室を予約していた。前もって、「早く着くので荷物を置かせてもらえるか」と尋ねたところ、アーリーチェックイン可能とのこと。しかしそれでも約束の時間より早く着いてしまったので、カフェで時間をつぶす。
日曜日ということで、朝から空いているお店が少ないのだが、ヘルシンキ市立美術館がある建物のカフェ、Steam Coffeeが空いていた。
で、シナモンロールだ。わしゃシナモンロールを見つけたらとにかく食べるのだ。
チェックインできる時間になったので、カフェを出て、ロシアの土産で重くなったスーツケースを引きずって雪道を歩いていた。カフェから宿は、すぐ近くだから、面倒だったので手袋をせず歩いていた。
歩道を歩いている時、後ろに人がいる気配がした。後ろを見ると自転車の兄ちゃんがいた。私の荷物で兄ちゃんが通るのを邪魔してると思い「Sorry・・・」と言うたところ、お兄ちゃんは手袋の片側一枚を私に手渡した。
私、手袋落としてたのか・・・。と思い、「Thank you」と受けとったのだが、その兄ちゃん、「一枚手袋余分に持っているからあげるよ」と言って去っていった。
私が手袋付けてなかったから、かわいそうと思って、一枚くれたんだと思う。
ヘルシンキに入ってほんの1時間足らずで、フィンランド人のやさしさに触れた。
そして宿についた。こちらのオーナーも優しいフィンランド人で、このアパートに住んでいて、空いている部屋が2部屋をそれぞれAirbnbで貸している。大きなキッチンに、フィンランドらしくサウナもある。そして部屋もめっちゃカワイイ!
朝食付で、3泊予約。合計¥14797、1泊あたり4933円。アパートを出るとトラムが目の前に走っているが、部屋は中庭側だから静か。ヘルシンキで中央駅やカンピバスターミナル、大きなスーパーも徒歩圏で、なんの不自由もないええ場所 。ヘルシンキの物価を考えると、この値段はめちゃくちゃ安い。何よりフィンランド、ヘルシンキの空気を満喫できる。 またヘルシンキに来る機会があったら絶対ここに泊まりたい。
さて、ええお天気なので、ぼちぼち散歩しよ。物凄く雪が積もっているのだが、ヘルシンキでは道に細かい石が撒かれているので滑りにくい。
気温はマイナス8度。そこまで寒く感じない。
ヘルシンキ大聖堂、10年ぶりに再会。
フィンランド福音ルーテル派教会、今の建物は1852年完成のネオ・クラシック様式(新古典主義建築)。
大聖堂前の元老院広場のアレクサンドル2世像は、ロシア皇帝。
こちらが10年前、2009年7月に見た大聖堂。
大聖堂は変わらないけど、雪の大聖堂も見られて幸せだ。
空を見上げると、彩雲のような雲が見えた。
龍に見える!!!
10年前は、このウスペンスキー寺院(生神女就寝大聖堂)は正教会ともつゆ知らず・・・。せや、正教会の存在すら知らんかった。。。
一人旅を続けていくと、最初はただ景色や建物を見て、キレイだなあと思っているだけだったのが、どんどん深みにはまり、歴史や文化をもっと知りたくなってしまう。
目の前に広がる港。凍ってるなあ・・・。
湯気が見えるぞ?プールか?
なんじゃこりゃ!と見ていたら、そばにいた女性が話してくれた。 2016年に港にプールができたそうだ。温水プール、海水プールと、サウナがあるんだって。サウナから上がって海水にドボン!きゃー!勇気いるなあ。。。
船も凍ってるのに。。。
日が沈みだした。でもまだ3時半。
道路を渡る時は、車が停まってくれる。中の運転手の女性の笑顔が見える。フィンランド人ってやっぱり優しい。
しかし物価高さには辟易。ヘルシンキで1番安い外食チェーン、ヘスバーガー。ちょっとお腹が空いたので、ヘスっと入ってみたのだが。
チーズバーガー、ポテト、コーヒーで6.1ユーロ、2019年1月当時は1ユーロ125円だから、約763円!!!わはは。。。
モスクワの超絶グルジア料理ヒンカリと前菜1品、ビールジョッキで726円だぞ。
しかしそんな物価が高いフィンランドも、買い物天国なので、帰り道にスーパーを物色。イッタラなどの雑貨類もチェックしておかねば。
駅前はCitycenter (kauppakeskus)や、前は単なるバスターミナルだったカンピバスステーションなど、ショッピングモールが増えていて、ついついぐるぐる回ってしまう。
あっと言う間に日が暮れた。満月が明るい。
夕食は、カンピセンター内のスーパー、リドルにて購入。リドルと言えば、庶民の味方!しかしヘルシンキなのでやっぱちと高めだね。でも惣菜サラダもパンも旨し。
ビールは思わず、ラベル買いしてしまったが、Ruosniemi Breweryという醸造所のどっしりとコクのあるポーター。これは旨い!
2.79ユーロ、約349円なので、日本の感覚だと、このレベルのクラフトビールにしたらかなり安く感じる。素晴らしい。
ではまた明日!
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