台風、大雨、地震など、自然災害が多い日本。
日頃から非常用袋を用意されている方は多いと思う。
うちの非常用キットの中に入っていた非常食が、幸い使うこともなく期限切れ間近になっていた。
海外旅行に行く際は、せっかくなので食べ物は現地のものを楽しもう!という主義なのだが、今回イスラエル旅行にはこの非常食を持参することにした。
イスラエルの場合、毎週金曜の夕方前から、土曜の夜まで、安息日のためほとんどお店が閉まってしてしまう。
さらに物価もイギリスや北欧並みに高い。
ファーストフードなら悩むこともないが、一人旅でレストランに行くと、1ポーションが一人で食べるにはやたら大きい。
さらに前菜やスープなども頼まないと気が引ける。
こうして毎日レストランに行くとなると食費が高くなって罪悪感すら覚える。
スーパーで手軽に食べられるデリ的なお惣菜をあまり売っていない場合もある。
また材料一つあたりの量が多すぎて、使い切れそうにない。
そして宿が中心から少し外れていたりすると、帰り道でたくさん歩き、どこかお店を探そうと思うもんの、疲れて思考回路も止まってしまう。
なのでイスラエル行きは念の為、非常食の中から、尾西食品の「アルファ米」シリーズを3袋持っていったらこれが正解だった!
いらないかなとも思っていたのだが、結構上記のパターンで困ったので、三袋全部食べちゃった。
1つ目はイスラエルの安息日で、近くのお店が空いてなかったとき。
2つ目は歩きすぎて遅くなって疲れて宿に帰ってしまったとき。
3つ目は部屋にベッドバグ大発生、違う部屋に泊まることになり、本来部屋に備わっていたキッチンを使えなくなってしまったとき。
この3つ目の部屋が変わってしまったパターンでは、ポットもなくて、お湯も用意できなかったので、水で調理した。
水だとなんとなく美味しくなさそうな気がしていたが、びっくり。
意外にもお湯と変わらず美味しかった。
このアルファ米、袋を開けて、中に入っているスプーンや脱酸素剤や調味料やらを取り出して、お湯なら15分、水なら60分で出来上がる。
重さも120g弱なので、荷物が重くなったり圧迫することもない。
非常食のイメージからそう思ってしまうのか、そんなに美味しいものじゃなかろうと思っていたのだが…これがいけるのだ。
いや、ほんまに辛い非常時に、こんなに簡単に美味しく食べられる商品を開発されていたことにも感激。
ドライカレーなんてビールとぴったりやし。。。
なので 期限切れ間近の非常食があればぜひ旅用に。
そして新しい非常食を補充しよう。
期限切れとなる数年後、災害ではなく、旅行中に食べちゃうことを願って!