冬にマイナス10度、20度になるような土地に住む人に、一体マイナス20度になったらどんな感じになるの?と聞くと、こう言う。
「マイナス10℃より下に下がったら、マイナス20℃も30℃も一緒」
実際そのような寒い地方で、寒い時に地元の人に今の外の気温は何度か聞くと、
「さあ、マイナス10℃か20℃じゃない?う~ん、何度でも一緒さ!」と。
後に調べると、その日はマイナス21℃とわかったのだが、マイナス10℃より下の気温は、10℃でも20℃でも、10度の差は体感では変わらないし気にしないと言うのだ。
実際に1月にロシアとフィンランドを旅し、気温0℃からマイナス20℃までを体験してきた。
実際にマイナス21度のときは、鼻の奥がくっつくような感じと、息を吸い込むとむせるように感じがあり、呼吸中の湿気が凍っている感覚があった。しかしめちゃくちゃ寒いか、と言われると、寒いのは寒いが、寒さ具合は変わらんと感じた。
さて、そんな寒さで何を着ればよいか、私が1月の極寒ロシアとフィンランドで着込んだ服装を紹介する。
トップスとコート
グンゼババシャツ キレイラボ
これええのよ。縫い目がないからチクチクせず、カップ入りだからブラもせんでええし、しめつけが一切ない。例えば長時間飛行機に乗る時、すこしでも締め付けがあったり固い衣類だと、それだけで疲れてしまう。なので、このババシャツがめちゃ最高なのだ。ちなみに私は暑がりなので、キレイラボのババシャツでも薄いタイプを愛用している。
寒がりならユニクロ ヒートテック極暖
寒がりの人向き。超極暖ではなく、極暖で十分かと思う。しかし私は暑がりなので、極暖でも暑すぎた。よっぽど寒いであろうと覚悟して持っていったのだが、上に着込むことを考えると、結局私にとってはもっと薄いババシャツで良かった。
セーター
ババシャツの上にセーター、トレーナーでもなんでもよいが、セーターやニットだと伸縮性があるから重ね着しても楽。
パタゴニア ナノエア・フーディ
このジャケットは大のお気に入り。着心地最高。寒い時から暖かいときまで、幅広い気温に対応できる。生地が柔らかいから窮屈さが一切なく、寒い部屋ならこれを着て寝られるくらいの心地よさ。
AIGLE GORE-TEX ダウンコート
最強。雨や雪もどんとこいのゴアテックスの内側はダウン。しかもこのAIGLEのコートは外側がゴアテックスでキルティングは見えず、内側がダウンのキルティング縫製なので、モコモコに見えにくい。0度より低くなるときは必ずこれを着る。
ボトムス
ユニクロ 超極暖ヒートテックタイツ
言わずと知れた、超極暖。肌ざわりも良い。
ユニクロ 防風ウォームイージーパンツ
超極暖ヒートテックのタイツに、この防風ウォームイージーパンツ最強。
靴下と靴
グンゼ ACTIVE STYLE5本指ソックス
靴下も二枚重ねが基本なので、ムレないように5本指。このグンゼのアクティブスタイルの靴下は、アーチサポートがあって履き心地が良いのでジョギングの時にも愛用している。
喜多HOT GUYインナーソックス
作業用品や釣具屋さんに売ってる、「ホットガイ インナーソックス」ウホッ!釣具屋さんで寒さに最強の靴下とススメられた逸品。ウェットスーツの生地のような素材で足の裏には滑り止め、つま先には通気孔もある。
レッグウォーマー
ブーツの中にレッグウォーマーも挟んでおくと、すき間から冷たい空気も入らない。
小物
ニット帽とマフラー
とにかく隙間という隙間はカバー。
手袋二枚重ね
スマホが使える手袋の上に、指ぬき手袋を重ねておくと便利。
まともなスノーブーツ(雪道用滑り止め スパイク効果なし)
ボロいエンジニアブーツに、簡易の滑り止め スパイクをつけていた。フィンランドは路面の雪に石が混ざっているのであまり滑らないのだが、ロシアは容赦なくすべる。この滑り止めスパイクは、京都で年に1度あるかないかの雪の日には十分使えるのだが、ロシアのように路面が踏み固められて凍っていて、道がボコボコになっている場合、スパイクがあっても、まったく効果なく滑る。
実際この靴とスパイクのセットではロシアの路面は歩けなかったため、現地で雪に強いトレッキングブーツを買い直した。
しかしスキー、スケートなどが得意であったり、雪道になれていたり、バランス感覚がある人は、問題ないんやろうと思う。実際ロシアの人は凍る路面をスニーカーで走ったり、ハイヒールで速足で歩いているし。。。
まとめ
ここまで着込めば完璧だ。マイナス21℃といっても、そこまで恐ろしい寒さではないし、まつげが凍るということもなかった。
ただ観光地を回る場合、特にロシアの室内は、暖房で半端なくあったかい。てか室内はマジで暑いので、重ね着レイヤーで調整できるようにしておかないと汗かいて、外に出たら冷えちゃうから注意。
雪景色も最高なので、満喫してね!