昨日は、イスラエル旅行で出会ったフランス人のローレンスと、彼女の旦那さんダビッドが京都旅行に来ていたので会いに行き、二条城と錦市場などをまわり、夜は五山の送り火を見に行った。
ダビッドは、ヨーロッパ系の観光客にすれ違うたびに「あの人は ドイツ人だ!」 「あの人はフランス人だ!」「あの人はスペイン人だ!」と 顔や服装を見て判定していた。
確かにスペイン語は聞こえるが…
よしおちゃん:「スペイン語っていろんな国で話されているのにどうしてスペイン人ってわかるの?」
ダビッド : 「肌の色の濃さ 顔の作り あとサンダルでわかる」
また老夫婦が通り過ぎたとき、ドイツ人と判定があがった。
よしおちゃん : 「ドイツって隣同士の国だし遠くないのになのにどうして見ただけでわかるの?」
ダビッド : 「 顔の作り、背の高さ、骨格でわかる」
国境を挟んでいるだけで、国は隣接しているのに、なんでそこまで、わかるんだろ。。。
ドイツとフランスではオリジンの民族が確かに違うけども。。
しかしそう言われればドイツ人顔のイメージというのはなんとなくわかるかも。
ダヴィッド:「 それでもフランス人とイタリア人は区別しにくいことがある」
よしおちゃん:「じゃあスイス人はわかる?」
ダビッド:「スイスとかベルギーみたいな小さな国は見ただけでは分かりにくい」
しかし私は中国人と韓国人と日本人の区別すらつかない。。。
日本は今は特に韓国と仲が悪い。一人一人、個人的に仲が悪いわけではないのだが、国としては仲が悪い。
一方フランス人は「ドイツ人嫌い」という意識があるそうだ。
私からすると、どちらの国も好きな国だし、友達もいるし、いい人もたくさん見ている。
まあ何がどう嫌いなのか、何が悪いのか、当事者でなければ分からない所ではあるが 、いつでもどこでもお隣同士というのはよくもめるもんだ。
領地、国境、宗教、覇権争いなど、計り知れない深刻な問題がある。
国境を接していたり、距離的に近かったり、文化や思想的に、どこか近い存在であることから、何か価値観が違うとわかると、少しの差が大きな問題になる。
国境を接すると言えば、EU諸国は、車で気軽に国境越えができるため、自国に他国ナンバーの車が走ることとなる。
昨年私がスロバキアに旅行している時に、スロバキア人のダナという友達に車に乗せてもらい色んな所に連れて行ってもらった。
彼女もハンドルを握ると人が変わるタイプで、前にノロノロ運転をしている車が走っていると、えらい怒り出して「絶対あいつは○○の国のやつだ!」と 暴言を吐いていた。
そして近づいてナンバープレートを見て「ほらやっぱり○○の国の車だ!アイツらはいつも✕✕✕だ!」と暴言を吐く。
全くこれと同じことが日本でもあるよな。
前の車がゆっくり走っていたら「トロい思ったら、この〇〇ナンバーがっ!!!」とかね。
ヨーロッパの場合、都道府県じゃなくて国単位なのがドラマティックだが、基本は同じやなぁ…としみじみする。
日本は田舎と都会の考え方、ジェネレーションギャップやらがあるが、ヨーロッパでは国境単位、コミュニティ単位で様々な思想や宗教などがあり更に複雑。
また隣の芝生は青く見えるというのもあり、やたら妬みや僻みというのも生じるのかもしれない。
共通点が多いがために、相手も同じ価値観を持っていると勝手に期待して、その後違いに気づいて、勝手に自分の価値観を押し付ける。
「汝の隣人を愛せよと」と言えど、お隣さんと仲良くしていくのは万国共通難しい。
日本で最短のお隣りといえば、ご近所さん。そんな小さな町内のお隣さんですら・・・。
と、お向かいの車のエンジンの爆音でもキレそうになる、心の狭いよしおちゃんでした。