格安航空券で一カ国往復より二カ国回る方が安い例【オープンジョー】

先日ヨーロッパ方面の格安航空券を買ったのだが、1か国往復よりも、行きと帰りを別の国の空港に指定するオープンジョーの方がなぜか安くなった。

ここで初めて海外個人旅行や一人旅するために、個人で航空券を買う方、オープンジョーで航空券を買う方への情報を記載する。

オープンジョー で時間節約

オープンジョーとは「ひらいたアゴ」という意味で、まさに「パカっと開いた口」を横側から見たように、ルートのうち、往路もしくは復路のいずれかを、別の発着地にするという航空券の買い方である。

例えば、

行き:大阪→ルーマニア
帰り:ブルガリア→大阪

ルーマニアのブカレストから、バスや鉄道など陸路で各地を観光しながら進み、ブルガリアのソフィアに到着し、ソフィアから日本に帰国する、というルートで航空券を買うのだ。

青い矢印がオープンジョーの航空券ルート
オレンジが自力の陸路移動

到着地と出発地を別の空港にすることで、無駄に遠くまで同じルートを往復することなく、各地を点でつないで一筆で書いたようにルートを作成できる。

オープンジョーの料金をスカイスキャナで調べる

ここでスカイスキャナーで検索する。

「複数都市」にチェックを入れると検索窓が二列になる。

一列目の出発地を「大阪」、目的地をブカレストと入力すると「アンリコアンダ 」と自動的にでてくる。
二列目はブルガリアと入れると、何か所か出てくるが首都の「ソフィア」を選んだ。
そしてそれぞれの出発日入力して「検索」。

最安で出てくるのは乗継が二回になるカタール空港。ドーハでの乗り継ぎが1時間5分とリスキー。 同じカタール航空での乗り継ぎなのでまだマシかもしれんが置いていかれる可能性大の「ドーハの悲劇」の予感。

「乗り継ぎ2回以上」のチェックを外してしまおう。

すると今度はエミレーツ航空が100,814円と、最安になる。

ここで「詳細」を確認せねばならん。安いチケットはあやしい旅行代理店の可能性があるのだ。

しかし最安がHIS。なのでこの値段で大丈夫だ。

ここで更にオープンジョーで、差額がどれぐらい変わるのか調べるため、同じ期間の「大阪」と「ソフィア」のみの往復の金額を調べる。

96,898円。パッと見、安くなったように見えるが、上位層に例の怪しい旅行代理店が来ている。なのでこの金額は無視。

エミレーツ航空で直接購入すると、101,380円とのこと。

オープンジョー、大阪→ルーマニア、ブルガリア→大阪はHISで 100,814 円
大阪からブルガリアの単純往復は、エミレーツ航空直売で101,380円。

ん?なんでかオープンジョーの方が安いぞ!?

オープンジョーの料金を本家本元航空会社のサイトで調べる

あともういっちょ、スキャイスキャナーで調べたオープンジョーの検索結果には、なぜかエミレーツ直売の金額が出てこなかった。
なのでここは直接エミレーツのウェブサイトのオープンジョーの金額を調べてみよう。

エミレーツのウェブサイトで「詳細検索」をクリックすると、複数の目的地が入力できるようになる。

入力欄が三列になっている。
今回はは到着地が別々で二か所あるだけなので、右の×をクリックして1列を消して入力する。

スカイスキャナで入力したのと同じ内容、
一列目の出発地を「大阪」、
到着地をブカレストといれる、
二列目は出発地を「ソフィア」そして到着地「大阪」、
「行き」の欄にそれぞれの出発日を入力、
利用人数を入れて「検索」。

でました!100,480円!

なんと、この日のオープンジョーの場合、
HISでの100,814 円 よりも、
エミレーツで直接購入した方が少しだけだが安かった。

ここが落としどころですな。

しかし!ここでそのまま買うのはまだ早い!

ハピタスを通すとさらに安く

ポイントサイトのハピタスを通して買うと、0.7%分帰ってくるので実質割引になる。

およそ10万円として0.7%は700円。
・・・あんまり大したことないが、これでビール一杯や!

ハピタスに登録していない場合は、こちらのリンクから登録して、このサイトからエミレーツで購入すると、ハピタスから200ポイントもらるのだ。

登録している人は、もちろんハピタスからエミレーツを検索して購入しよう。

エミレーツ航空の直売ウェブサイトの航空券の買い方

再度エミレーツのトップページに飛び、同じように入力して金額を確認したら、購入へと進む。

行きと帰りとの値段が分けられている。

エコノミーは3種類。
最安が「Saver」、
変更手数料を払えば変更や払い戻しが可能な「Flex」、
変更も払い戻しも無料の「Flex Plus」
と選べる。

値段が上がるほど、受託手荷物の重さも大きくなる。わしゃ「Saver」で十分じゃ。

帰りの便も同じように選択する。

注意として、このエミレーツの便は、ドバイからはエミレーツ系列のLCC「フライドバイ」のフライトになる。
なので乗り継ぎのターミナルが変わるかもしれない。
まあ乗り継ぎ時間は十分にあるので心配はいらんのやが。

ここでパスポートと一致する名前をローマ字で入力する。
予約完了後名前の変更はできないので、名前の入力を間違えないように。

そして詳細を入力していく。

連絡先は私の場合、携帯と自宅のどちらも入力する。
携帯は海外ではSIMを入れ替えるので、いつもの携帯番号が使えなくなるが、万が一の時は自宅の留守電に入るのでどちらも入力すべし。

日本(+81)を選ぶ。
ちなみに電話番号は最初の「0」を外して入力。
「012-345-6089」なら「12-345-6089」

続いて「エコノミークラスFlexへのアップグレード」とか出てくるが、わしゃいらん!

それでも行きと帰りでアップグレード選べるのは便利だね。

例えば帰りに荷物が多くなるのを見越して帰りだけアップグレードするってのもありだな。
でも座席は基本エコノミーだしいらんかと。

Flexの料金を支払うと、事前座席指定ができる。

でもオンラインチェックインするときに席を選べるからこれもいらない。

いよいよ支払い。
日時に間違いがないかよーく確認して。

クレジットカードの支払い、LCCの場合クレジットカードを選ぶと手数料を取られる場合があるのだが、エミレーツは手数料はかからない。

無事購入できた!と思いきや、

マーマイガーッ!

ここでクレジットカードが拒否された!

私の使っている楽天カード、海外のサイトの利用をすると、勝手に怪しいと勘ぐってしまうのですぐ拒否っちゃうんだ。

とほほ。

楽天カードのデスクに電話して、
「私本人だ!怪しいサイトじゃないぞ。」
と証明して解除しもらわなあかん。

楽天カード、どうも10万あたりの購入をすると、シャットアウトされちゃうことがある。
これまで何度も不正利用をされそうになったときがあるのやが、おかげでその度に発見してもらえて被害を受けることはなかった。
しかし何度クレジットカードを再発行されてることか・・・。引き落としの手続きがめんどくさいねん。

まあ、とにかく楽天カードに電話して、事なきを得て、無事購入する事ができた。

とまあこれが、個人手配の航空券の買い方ですが、事情がわかれば怖くないし、難しくない。

あとは自分で自分の好きなスケジュールで旅程を盛り込んでいこう!!!グッド・ラックやで!