ヘルシンキからサンクトペテルブルグ間は、飛行機よりも鉄道が便利。しかし鉄道でフィンランドとロシアの国境を超えることになる。ロシアはもちろんEUではないので国境で出入国手続きが必要になる。この場合どうやって手続きをするのか。
実際に ヘルシンキからサンクトペテルブルグ間の特急列車アレグロに乗って、フィンランドからロシアの国境越え、出入国手続きをしたので、その時の詳細を順を追ってお伝えする。
乗車前に持ち物チェック
絶対必要なものは、e-ticketなどの乗車券、パスポートとロシアビザ。乗車券は乗車前にチェックされるが、パスポートとロシアVISAは発車後のチェックなので、万が一忘れたら、国境前の駅で降ろされちゃうぞ!
ヘルシンキ中央駅から乗車まで
駅構内に入ったら、正面の大きな電光掲示板と乗車券を照らし合わせて、該当する列車のプラットホーム番号をチェックしよう。
乗車券に「Allegro」という表記の前に3ケタの数字が書かれている。これが列車の番号。
例えば、朝6:20ヘルシンキ発の場合、782 Allegroと書かれている。この782が列車番号。
電光掲示板の一番左手が、長距離列車の出発時間。2列目にAE782 6:20と書かれている。これが該当する列車で、プラットホームが9番と分かる。
Pietariはフィンランド語でサンクトペテルブルク。ややこしいなあ。
朝5:50頃だが、売店は開いている。ちなみに車内も売店があるよ。
電光掲示板の下の扉からプラットホームに向かう。
中央からちょっと左手にプラットホーム9番線があった。
ホーム手前から1号車、続いて2号車、3号車・・・と続いていく。
車体にも行先、号車名、列車番号が電光表示されている。
英語表記、St. Petersburgと、フィンランド語Pietariも表示される。
ドアを開けるときは、緑のボタンを押す。
すると駅員さん登場!
荷物を上げてくれて、e-ticketをチェックされ、座席はあっちと教えてくれる。
4号車は列車の係員さんの部屋と座席があり、乗客用の座席はずっと奥のほうになる。
こちらの座席は係員さん専用座席。
4号車は車両の半分が乗客用の座席。その手前にコート掛けがあり、スーツケースもおける。
ここが4号車29番、30番席。荷物置きが近く、進行方向に向いた座席なのでオススメ。
シートピッチは広く、テーブルも大きく、2等車でも申し分のない座席。
出発後、出入国カードに記入
列車が走り出してしばらくすると、出入国カードが配られる。2枚つづりになっているが、左は入国時、つまりこの車内で提出することになり、左半分はロシア出国の際に必要なので、大切にとっておく。
記入事項は上から順に、以下の通り。
Surname(Family name):姓
Given name(s):名
Patronymic:父称だが日本人は記入不要
Day Month Year:生年月日を、日・月・年の順で
Sex:性別 Male男性かFemale女性にチェック
Nationality:国籍、日本人ならJapanese
Passport or other ID:パスポート番号
Visa number:査証番号
※「VISA ID」ではなく、VISAの用紙の右上の数字の「2ケタと7ケタ」の数字
Purpose of travel:滞在目的、旅行ならTourismにチェック
Name of host person or company, locality:招聘者名
※ここにはVISAの下の方の行にある「Invited By」の欄に書かれた謎のキリル文字列か、宿泊するホテル名を書けばよいが、私は何も書かなかったけど大丈夫だった。
Duration of stay:滞在期間 From(入国日) To(出国日)
Signature:署名、ここは日本語でOK
今の内に、右も左も記入しておこう。
車内には食堂車や売店もある
出国までまだ少し時間がある。暖かいコーヒーでも飲もう。座席には食堂車の売店のメニューがある。
安くはないが、フィンランド価格を考えると、妥当なお値段。
食堂車は5号車にある。4号車から後方へと進んでみる。
サンドイッチやジュースも販売している。
クレジットカード使用可能。 生ビールもあるでよ。
シナモンロールは温めてくれる。
フィンランドから出国手続き
フィンランドの出国手続きが始まる。と言っても、出国はスタンプを押すだけ。「VAINIKKALA」というフィンランド側の出国地名が入ったスタンプが押される。スタンプの右上が汽車の絵になってるところがステキ!
しかしまだこの時点では国境手前。
列車はVAINIKKALA駅でしばらく停車する。乗客はいなさそうなので、手続きのためだと思われる。 一組カップルが車内で係員と揉めていた。何か出国手続きに不具合があったようだ。ここで降ろされたらたまらんぞ。パスポートとVISAは忘れないようにね!
列車は動きだし、しばらくしてからロシア側の国境駅で停まる。ちなみにこのあたりは撮影不可。GPSも怪しくなる。。。
ロシアの国境を超えようとするあたりから、GPSの動きがめちゃくちゃになり、どこにいるかわからない状態になるが、いつの間にかロシアに入っている。
ロシア入国手続き
次の駅、ブスロフスカヤ(Бусловская)駅で、列車は停車し、カーキ色の軍服のような姿の係員が、ざくざく列車に乗り込んでくる。
ここで入国手続き開始。係員がそれぞれ乗客の席まで来てくれる。
質問をされるが、私の場合は、「あなたの荷物はどれか?」と聞かれたのみ。
後ろにあるスーツケースを指さし「あれだ」というと、それで終了。カバンの中身は見られなかったし、よくある入国の質問もなかった。
そして入国スタンプをゲットする。
この後、窓の景色がキリル文字が見え、建物の雰囲気も変わっていき、徐々にロシアに来ている感を実感する。ここから1時間半ほどで、サンクトペテルブルグ到着する。
サンクトペテルブルクの Finlyandskiy駅 に到着したらメトロはすぐそこ
サンクトペテルブルクのFinlyandskiy駅についたら、 乗客の列に着いていくと、駅の外に出られる。
駅の建物を出たら、建物沿いを左手に進み、角を左に曲がったあたりが地下鉄 プロシャジ・レニナ駅の入り口。ここから中心部に行くメトロ1号線に乗れる。
サンクトペテルブルクにフィンランドのヘルシンキから鉄道で到着した場合、メトロ1本ですぐに中心地まで行くことができるので大変便利。しかし未知の国、ロシアに初めて到着して、一体どうやってメトロのチケットを買うのか。サンクトペテルブルク[…]
と、こんな感じで、かな~り簡単な出入国だ。なので、鉄道でロシアに入国するならば上記を参考に安心して入国してね。
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