「イモトのWiFiってどう?」と、よく質問される。
私はこれまでプリペイドSIMしか使ったことがなかったし、サービスについて詳しくは知らないけど、サクッと判断した限り「使う意味分からん」と答えてきた。
しかしあまりにもよく聞かれるので、実際のところどうなのか調べててみた。まあ、思ってた通りやったけども。
料金体系が非常にわかりにくい
料金プランが色々ありすぎて、理解するのがめんどくさいよね。
最低料金の680円は、韓国の場合。
イギリスであれば1日780円(3G早割)4Gで1260円(4G早割)から 。
このレンタル料の開きがあるのは、このような国よって金額が違うのと、早割などの割引が入っているかどうかによる。
イモトのWiFiにはあんしんパック補償オプションという、こんな高い機械を海外に持ち出すが故に発生してしまうクールなオプションがある。
ホームページによると、海外旅行でトラブルに遭遇する確率は8.5%で、そのうち75%が盗難紛失などののトラブルなのだそうだ。もし機械本体、充電器、キャリングケース一式無くした場合、45,000円の弁償代金を支払わねばならない!わはは。
そりゃあ安心パック補償オプションをつけねばな!わはは。
あんしんパック補償オプションは1日あたり200円から500円。
1日あたり200円 の補償だと弁償代金80%免除。つまりなくしてしまったら45000円の20%は支払わねばならない。
1日あたり300円の補償だと全額補償してもらえると。
1日あたり500円の全額補償+αなら、携行品と航空機遅延もカバーしてもらえるらしいが、ある程度のクレジットカードだと海外旅行傷害保険が付帯してるし。
航空機遅延保険付がついているカードは限られてくるが、このオプションは補償額っていっても最大2万円だからなあ。。。
ここでイモトWiFiを最安プランで計算してみよう!
イギリス5泊7日の旅にいくとして、いくらかかるか見積もってみる。
最安保険 1日200円
空港での受渡 500円
消費税 ×1.08
780円+200円×7日+500円×1.08
合計7948円
ええっと・・・
消費税8%として合計7,948円となるのだが・・・
たかがWifiで何かの間違いだろうか。。。
ThreeのプリペイドSIMならいくらになる?
比較対象として、Amazonで買えるプリペイドSIMの中でもヨーロッパに特化したタイプの Threeのデータ通信専用プリペイドSIM を比較する。並べて比較するまでもないが。。。
・容量1GBまで
・イギリス国内は速度 4G/3G
990円
イモトの WiFi なら5人まで使えるそうだがスリーのプリペイドカードを5枚買って一人一枚ずつ持ったところで5000円いかないし。
容量が心配なら余分にSIMを買っておき、使わなければ次回の旅に
容量が1GBなのが心配であれば、念の為もう一枚同じプリペイドsimカードを買って持っていけばよい。1 GB で間に合ったなら、残りの一枚は次回の旅に使えばよい。 それでも1980円だ。
実際容量として1 GBで足りるのかという不安があるかもしれない。
私の場合10日間でだいたい 1GB 使っているので、7日間で1GBは十分持つ。
使用するのは 主にGoogle マップと Facebook に写真をアップしたり、後は Google で何かを調べる程度。
ホテルにいるときは基本的にホテルの wi-fi を使っている。
2週間の旅行の時は、1,790円の、90日間有効容量3GBタイプを使っている。
イモトのワイファイで、2週間も借りてしまったもんなら、15,357円。。。
30日を超える旅なら3GBでは足りない。その場合、3GBと1GBを1枚ずつ、もしくは 3GB を2枚持って行って、足りなくなったときに、新しい1GB、もしくは3GBを入れ替えて使う。
いずれにしても残りの1枚は、アクティベートしない限り、あとで使えるから、次の旅まで置いておける。
とりあえず余分にSIMカードを買っておいて容量を確保しておくことでストレスなくネットが使えるから精神的にも良い。
ThreeのプリペイドSIMは、イギリスでは4Gか3G、それ以外の国では3G/2G。私はイギリス以外で使っている方が多いが、移動中、例えば国境付近や、田舎道はなどでは繋がりにくいこともあるが、まあそんなもんだと思って、特にストレスは感じていない。 バスや鉄道にwi-fi が装備されていることもあるし。まあ、そちらの方が速度は遅いが。
しかも旅行中の楽しい時間に、日本に帰ってからも見られるような動画など見ようと思うのだろうか。いや、まあ別に見てもいいんだが、せっかくの旅行中にデジタル配信を見ることに時間を使ってしまうのは、悲しいと思うのだが。
ほんま意味あるか?
イモトの WiFiは、受け渡し手数料500円というのが、ほぼかかると考えてよい。レンタルセットを空港や宅配で受け取る場合、一台につき受渡手数料が500円+税金がかかる。渋谷にある東京本社で受け取れるなら、この金額は発生しないそう。
だが、わざわざ渋谷まで取りに行ってから空港に行くのか?
そこまで行く交通費と時間は?
このwi-fi機器と充電器とポーチまで持って、荷物を増やしていく。
てかさ、充電しないと使えないってどうよ?
SIMさえいれときゃ、あらたにガジェットを充電する必要もないのに。
ちなみにルーターの連続稼動時間は4~5時間程度だそうだ。 はあ。
こちらの方がお得みたいに思われているのは、きっとドコモ、au、ソフトバンク などキャリア系の携帯を使って海外でネットを接続するという恐怖の課金方法と比較してのことなのだろう。
こんな料金体制がまかり通っていて、プリペイドSIMや、格安SIMがあるのに、使おうとしないという現状。日本のITがいかに遅れているかに気付いていない人がどれほどいるかと思うと悲しくなる。
まずはSIMフリーの端末をもつことから
まずは 手持ちの携帯のSIMをキャリアで解除してもらうか、SIM フリーの端末を買って格安SIMに乗り換えて普段から無駄な接続料金を払わないこと。そして 旅行の時はAmazonでプリペイドSIM購入し、飛行機に乗ってる間に設定をしておき、現地の空港から即インターネット接続出来るようにしておくこと。難しいと思わず、試して欲しいと思う。
また海外に着いてから現地のsimカードを買ってもよいのだが、空港の売店のSIMは結構高いことが多い。それでもイモトのWiFiよりずっと安いけど。また空港の売店だとお店の人に頼んだら設定をしてくれたりもするよ。
街まで行くと、かなり安いSIMが手に入るが、空港についてから何か調べもをしたいときや、ナビのためでネットを使いたい場合は多々ある。空港の売店も時間によっては空いてない。やっぱりAmazonでThreeのプリペイドSIM、もしくはアジアはアジアに特化したSIMがあるのでそれらを買うのが一番。
▼Threeデータ通信プリペイドSIM 1GB / 30日タイプ
▼ Threeデータ通信プリペイドSIM 3GB / 90日タイプ
▼ AIS プリペイドSIMカード 4GB 4G/3G 15日タイプ
イモトのWiFi をおすすめせざるを得ない場合もある
ここまでイモトのWiFiをディスってきましたが、それでもイモトのWiFiをおすすめせざるを得ないパターンもある。
- 2泊3日などの短期間の旅行で複数人で使用する
- 結局SIMロックを解除する時間がなかった
- SIMフリー端末を買う時間がなかった
- めんどくさそう、 そもそもSIMって何?
- 繋がるが不安なので、安心をお金で買いたい
- AmazonでプリペイドSIMを購入しても配送が間に合わない
- デュアルSIM端末ではないので、日本の電話番号もつながるようにしておきたい
このような場合なら結局のところイモトのWiFiをおすすめする。
いずれにしてもどこでもインターネットが繋がったら何より。
安心して旅を楽しんでね!