海外旅行に出かけると、今まで見たことがない風景や動植物などにたくさん出くわす。自分が見たもの、体験したもの、かけがえのない瞬間や思い出をずっと忘れないようにするため、また自分の目では見えない世界までもを撮影するため、そこそこちゃんとしたカメラやレンズを持参して写真を撮りたいと思う。
スマホの撮影でもレベルが高くなっているのだが、とっておきの思い出を残すためには、やっぱりレンズをつけたカメラを持っていきたいもの。
私の場合、海外に行くときはパナソニックのミラーレス一眼カメラ、ルミックスG7をもって行く。レンズはレンズキットの標準レンズで、かなり気に入っている。14-140 mmで、コンパクトなわりに望遠もしっかり撮れるのでありがたい。
しかしこのカメラ本体とレンズを併せて743g。他に20mm単焦点レンズや7-14㎜の広角レンズも持っていきたいのだが、全て合わせると結構な重さになってしまう。それでも普通の一眼レフよりはるかに軽いのではあるが。。。
特に広角レンズは、広いところでダイナミックに撮れるので、旅行中1度か2度くらい持ってくれば良かったと悔やむことがある。そのたった一度か二度の為に荷物を重くすべきか・・・悩ましいところだった。
最近はGoproを持参していくので、画質は劣るが広角の撮影はそちらに任せている。動画を撮影して、その中で1コマを切り抜いたりもできるので、シャッターチャンスを逃さずに、面白い思い出が残せたりするので、もう広角レンズを持参するのは半分諦めた。
しかし今度は花や昆虫を接写するのにマクロレンズが欲しくなってきた。いやこれ以上重量は増やしたくない。あ、そういえば昔クローズアップレンズ買ったっけと、引き出しから取り出す。
クローズアップレンズとは、カメラのレンズに取り付ける虫眼鏡のようなレンズフィルターで、これを装着すると接写、マクロ撮影が可能になる。本格マクロレンズよりかなり安いし軽いのだ。
すっかり存在を忘れていたレンズを付けようとすると・・・ああ、昔使ってたカメラ用に買ったんだ・・・。サイズが合わない。
以前に買ったクローズアップレンズのフィルター径は、今のより小さい。そこで、再び前より大きい口径、58mmのクローズアップレンズを購入することにした。
虫眼鏡のようなクローズアップレンズを普段使ってるカメラのレンズに装着する。一番望遠側で、このフィルターなしとありでどれくらい変わるのか比較撮影してみた。
まずはクローズアップレンズなしで、望遠側で目いっぱい撮影。トリミングしてないよ。
近くに小さいものがなかったので、いつも愛用の指輪を撮影してみた。
そしてクローズアップフィルターを装着して撮影。
おおお!でかい!しっかしこの指輪年季入ってるなあ。
自分の目ではここまで細かく見えない。
この指輪、アイルランドのゴルウェイで有名なクラダリング。8年前アイルランドに留学中、週末、島の西岸の街ゴルウェイに、ブラジルの友人と行った旅先で買ったときのことを思い出した。
目に見えない世界をキッカケに、思い出される記憶の風景。これからはもっとこのクローズアップレンズを活用したい。